ギベオン Gibeon
和名:ギベオン隕石
組成 Fe-Ni 合金(金属鉄)
アフリカのナミビア共和国ハルダプ州ギベオンで発見された隕石です。鉄とニッケルから成る鉄隕石(アイアンメテオライト iron meteorite)で、ウィドマンシュテッテン構造と呼ばれる独特の網目模様の自然の状態では見えず、研磨し酸につけること(エッチング手法)で表出します。さらに、こうして加工された製品は、主成分である鉄から錆がでないよう一般的にロジウム等によってコーティングされています。
隕石には金属成分を主とする鉄隕石のほかに金属と岩石から成る石鉄隕石(stony-iron meteorite)ほぼ等量のFe-Ni 合金と珪素塩鉱物から成る隕石、岩石を主体とする石質隕石(stone meteorite)主に珪素塩鉱物から成る隕石があります。
附:テクタイトの仲間にクレーターグラスがあります。同じ天然ガラスですが、よりグレーター近くで見つかる点で特徴で、リビアングラスはクレーターグラスといえます。